PREMIUM TYPEMH-12 KATANA

一陣の風の後、音楽だけがそこに残る
飽くなき挑戦から生まれた究極のプレミアム「KATANA(刀)」

特長

開発者、濵田政孝の飽くなき挑戦は、2024年新たなプレミアムモデルを生み出しました。この一歩進化したプレミアムには、KATANA(刀)と名付けました。一陣の風の後、音楽だけがそこに残ります。切れ味鋭い和包丁は素材に負担をかけることなく、素材そのものの味を雑味無く伝えてくれます。GLANZLABの刀はまさしく名刀です。LPに刻み込まれた音溝に無理な力を一切加えることなく、記録された音のみ正確にカートリッジに伝えます。スカッと切れ味よく立ち上がる、精魂込めて組み立てた自信作です。

  • KATANA(刀)のアームパイプ

音の通り道のアームパイプの剛性を非常に高めたため、“スカッ”とした立ち上がりが格段に良くなりました。剛性を高めるための窒化処理には、欠点があります。温度が高すぎると変形してしまうこと、元の鉄のサビが出やすいこと、また表面の酸化物がレンガを焼いたように汚くその色もまちまちになることです。そのため様々な条件で試行錯誤を繰り返しました。ステンレス素材に高温で窒化処理し、表面をそっと削り取り、その後錆防止やステンレスとの素材感を合わせるためクリア塗装を施しています。
この手間のかかる工程作業によりステンレス本来の弾性を残しつつ、パイプの外側、内側の剛度を上げ、トーンアームの高剛性化を実現しました。

  • 究極の歪み音対策

音の通り道であるアームパイプに質量の高いステンレス素材を使用し、そこにダンパー材を並列に配置して、歪み音の対策効果を確実に高めています。さらに、ウェイト部はステンレスとし、その先端にはゴムで防振したタングステンを埋め込んだハイブリッド構造にしました。
KATANAでは、音の立ち上がりが良い分、歪み音対策も非常に重要です。歪み音(残響音・反射音)を一つ一つ取り除かないと音がボケてしまいます。 KATANAの性能を十分発揮するための究極の歪み音対策を摂化構造でご紹介いたします。歪み音(残響音・反射音)は設計思想で詳しく説明していますのでご参照ください。

仕様

型番
MH-12 KATANA
型式
スタティックバランス方式
全長(ヘッドシェル含まず)
330mm
実効長(回転部中心~針崎)
305mm
有効長(回転部中心~ターンテーブル中心)
290mm
オフセットアングル
20度
適応カートリッジ(ヘッドシェル含む)
13~44g
重量
1.2kg
オーバーハング
15mm
針圧調整範囲(直読)
最小目盛0.5g(1周で5g・2周で10g)
高さ調整範囲(アームパイプ中心まで)
41~70mm
ヘッドシェル
12g(リード線・ネジ含む)
取付ベース内の寸法
φ16mm
取付穴
φ30mm(φ24mmのオプションベース有り)
取付ボード厚
~t20mm(~t40mmのオプションベース有り)

構造概要

基本材質
SUS304
ウェイト部ダンパー構造
5重ダンパー構造
ウェイト部ダンパー材質
ゴム+カーボン繊維+プラスチック+紙+ゴム
ウェイト材質
SUS304+タングステン(18本)
縦軸材質
SUS304
アームパイプ材質
SUS304+窒化処理+表面樹脂加工
アームパイプの防振
カーボン繊維(多)
支点
ラジアルベアリング×3+スラストベアリング×1
ジンバル支持
アーム内電線
絹巻きした銀線を4本束ねてさらに絹糸巻き
出力コード
DINプラグ 5P+6N OFC
ヘッドシェル
プラグイン方式
ヘッドシェル材質
SUS304+カーボン+銀線
ベース材質
SUS304

設計構造

アームパイプ

アームパイプは音質に大きく影響します。KATANA ver.1(初期モデル)ではカーボン繊維と高級ポリ繊維で防振、グレードアップしたver.2ではカーボン繊維のみを高密度に使用し、防振効果を高めています。

◉カーボン繊維を“ぎっしり”詰め込む成功率は50パーセント以下です。高度な技術と経験がないと組み立てられません。
◉低抵抗の銀線を絹糸で巻き、その絹巻線4本を束ねながら更に絹糸で巻きます。それをカーボン繊維で包みアープパイプ内に入れますが、この作業には高い技術とノウハウを要します。これにより銀線側の歪み音とアームパイプ側の歪み音を両側から防振し、より原音に近づけています。

ウェイト部

KATANAのウェイト部は広帯域周波数を考慮し、それぞれの周波数帯の歪みを吸収できるよう、5重ダンパー構造になっています。

◉アームパイプにカーボン繊維を“ぎっしり”詰め込みましたので、バランスを取るためメインウェイトは16穴から18穴に増やしました。18穴に重いタングステンを埋め込み、重心がより支点寄りになるようバランスを取っています。
◉ウェイトに埋め込む18本のタングステン全てをゴム材で接着し、これも吸振を兼ねていますので、歪み音対策が増しています。

支点部と製品材質

アーム本体には、主にステンレス鋼の硬い素材を使用しております。削り出し加工はきわめて困難なものでしたが、結果として音質は比類ないグレードを誇ります。各部品の接合部は、接着剤を極力避けて、ぴたりと面接触するように設計しています。
音質の要となる支点部がひ弱な構造の場合、音質に直接響きます。4つの大口径ベアリングがしっかりと支え、共振やブレを防ぎ、トレース能力を高めています。特に、縦軸方向の下部ベアリングは高精度のスラストベアリングを採用し、細心の注意を払い慎重に組み上げ、重いアームが高感度に動ける支柱構造とし、トレース能力を格段に高めました。

トーンアームの曲がり率

まっすぐな棒を振り回すような暴れ構造にならないよう、苦心しました。L型の棒を振り回すと、手に余分なねじり力がかかることをイメージしてください。その上で、最も的確な場所に「振動吸収構造体」を配置し、効果的に歪みをダンプさせました。

インサイドフォースキャンセラー(IFC)

“Simple is the best”をモットーに、インサイドフォースキャンセラー、アームレスト、アームリフターなどは取り外しが簡単にできる構造としました。トーンアームには余分な物はない方が歪み音は減り、よりクリアな音質となります。

IFCが付いている状態

IFCを外したところ

ベースブラケットの取り外し方
裏面のM2の皿ネジ4本を外す

ベースブラケットを取り外した状態**ベースブラケットを外した場合、トーンアームを置くアームレスト受けをご自身でご準備ください

ヘッドシェル

削り出しの一体構造としたことで、振動ロスを大幅に減少させました。また、不要な贅肉は極力そぎ落とし、ステンレスでありながらアルミ製と同等の軽量化を図り、しっかりとカートリッジ全体をサポートできる極軽構造です。上部のカーボンは不要信号を吸収させています。カートリッジの心臓部近くでサポートできる幅10mmのスリムなデザインは、心臓部近くに直結することで、振動ロスが減少し音質はより向上します。

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